子育てしててイライラすることってありますよね?
専業主婦のママなら
そう思うこともしばしばあると思います。
また、お仕事をされているママも
など特に子育て中のママは、仕事に行っているパパに比べて子供と接する時間が長くて、その分イライラするリスクも高まります。
本記事は、イライラについて原因や対処法について記載していますので、イライラで悩んでいる人向けの記事です。
本記事で分かること
イライラする原因
イライラしやすい人の特徴
イライラしないためには
イライラしてしまったときの対処法
ぜひ参考にしてみてください。
目次
イライラする原因とは?
人はなぜイライラするのでしょうか?自分自身の疲れ、余裕がない、価値観の違いなど原因はさまざまです。
しかし、子育てにおいて多く占めているイライラの原因は、物事が自分の思い通りに進まないことだと思います。
いわゆる理想と現実のギャップからくるものです。
もちろん違うと思う方もいらっしゃると思いますが、多くのママ・パパに当てはまるのではないでしょうか?
例えば・・・
イライラする場面
ご飯を食べてくれない
洋服を着てくれない
部屋を片付けてくれない
宿題をしてくれない
休憩できない など
このように、「子供にこうして欲しい」、「こうしてくれたら自分自身が楽になるのにな」と思いつつも、実際の子供の行動は真逆で、その理想と現実のギャップにイライラしてしまっていると思います。
日常生活には多くのイライラの原因が潜んでいますので、全部の原因を取り除くのは難しいですが、少しでも余裕を持って、なるべくイライラしない子育てをしたいものですね。
イライラしやすい人の特徴
どうしてもイライラしてしまう、イライラするのを直したいって人もいると思います。
そこで、イライラしやすい特徴についてまとめてみました。
イライラしやすい人の特徴
気持ちに余裕がない
相手に求めすぎてしまう
物事を否定的に考えてしまう
疲れやすい
真面目な性格
他人と比較してしまう など
精神的、肉体的疲労や他人からのちょっとした一言、元々の物事の考え方などイライラしやすい人の特徴は様々です。
特に子育てにおいては、思い通りにいかない、疲労、他人との比較など、イライラしてしまう原因を多く作り出しています。
もともとイライラしやすい人も、そうでない人も自分自身のことをまず知って、上手く子供と向き合いましょう。
子育てにおいて理想が高い人の特徴
子育てや自分のあるべき姿、子供に対して理想が高いと、出来ないことに対してダメ出しや否定的になりがちです。
つまり、「子供にとって理想の親」「理想の子育て」に縛られています。
子育てにおいて理想が高い人のチェックリストを用意しましたので、自分がいくつ当てはまっているのか確認しましょう。
子育てにおいて理想が高い人
- どちらかというと真面目な性格だ
- 子供に対して世話好きだ
- 子供が公共の場で騒ぐと焦ってしまう
- 周囲に迷惑かけないように気を配っている
- 面倒見がいい方だ
- 人から頼まれるには平気だが、人に頼み事をすることは苦手
- 子供のしつけはきちんとしているほうだ
- 頑張っている自分は案外嫌いじゃない
当てはまる項目が多いと、自分を苦しめてしまい、毎日イライラやガミガミしがちになる可能性があるため気を付けましょう。
イライラしないため心掛けること
頑張りすぎない
イライラしないためには、「頑張りすぎること」を減らしてみましょう。
本当はやりたくないのに、無理にやりたくないことをやっていませんか?
・こんなに頑張っているのに・・・
・我慢してやっているのに・・・
・家族のためと思っているのに・・・
このように語尾に「のに」がついている言葉を発していませんか?これは、不満や不平の気持ちを表しています。
もし、不満や不平な気持ちがあるのなら、勇気を出して「やりたくない」と断ることも大切です。
言葉に発することで相手に理解してもらえたり、自分自身の心もすっきりするはずです。
言葉に発して、心のモヤモヤを晴らしましょう。
また、自分自身にイライラしないことも大切です。
理想が高いと、上手くいかないときに「何で出来ないんだろう」「もっとできるはずなのに」と自分にイライラしてしまいます。
向上心があることはいいことですが、自分に厳しくならずに頑張りすぎないで、もっと"自分に優しく"なりましょう。
育児書からの脱却
今は、ネットや書籍などで簡単に育児について調べることができます。
子供を授かった時、子供が生まれたときなどその時々で悩みや不安に思っていることを調べると思います。
そこで、育児書やネットに書いていることを真に受けて、「ここに書いているから」、「子供のためなら」と親の負担になるにも関わらずに書いていることを実践していませんか?
その通りに育児をやって、もちろん上手くいって解決できればいいですが、解決できない場合もあると思います。
せっかく子供にとっていいことをやっていても、それに伴い親の負担が増え、結果としてイライラしてしまい、しまいには子供にイライラをぶつけてしまうといった可能性も出てきます。
それでは、子供にとって悪影響ですよね。
調べて実践することはとてもいいことですが、あまり負担にならないように、自分に合ったものを実践してみてはいかがでしょうか?
育児には各家庭にあったやり方があるため、正解などないと思います。
我が子に対して今できていることに感謝する
私たち親は、起床してから寝るまで数えきれないほどの様々なことをやっています。
しかし、それはケガや病気などをしていないために出来ていることで、決して「当たり前」ではありません。普通に生活できることは、とてもありがたいことです。
子供もそうですよね?
赤ちゃんの時は、自分で何もできませんが、成長するにつれて少しずつ自分で出来ることが増えてきます。
しかし、それは当たり前でしょうか?
子供が出来ていないことに対してイライラするのではなく、今出来ていることに目を向けてみるのはいかがでしょうか?
・朝、自分で起きてくれた
・家事の手伝いをしてくれた
・宿題を自らやってくれた
・おもちゃの片づけをしてくれた など
子供は日々成長していきます。私たち親は、一歩引いて子供の成長を見届けてあげましょう。
お願い口調で話す
子供に何かしてほしいときなどに、つい命令口調になっていませんか?
命令口調とは言葉の通り、「~しろ」、「~しなさい」といった命令の言い方です。
これを「~をお願いできる?」「~してもらえる?」など語尾を柔らかくするだけで、相手に与える印象は全然違います。
親子以外でも、例えば夫婦間で、命令口調で言われるよりお願い口調で頼まれた方が、「やってあげよう」という気持ちになりませんか?
それを親子間に例えると・・・
「明日の幼稚園の準備しなさい」から
「明日も幼稚園があるから準備してくれるかな?」
とお願い口調で子供に頼むと、子供は嬉しそうにやってくれる場合が多いです。
子供がすんなりやってくれることで、何回も言わなくて済むために結果としてイライラは軽減されます。
命令口調ですと、どうしても子供は委縮し、親の顔を常に意識して生活してしまいます。
そうならないためにも、お願い口調での生活を心掛けてみましょう。
休日は何もしない時間を作る
常に何か考えて行動することは、毎日の育児において大変ですよね?
そのため、ぼーとしながら意味もない時間を過ごして心や体を休める時間は必要です。
目的のない過ごし方はリフレッシュにつながります。まじめな人は「目的のない時間は無駄だ」と思うかもしれません。
しかし、常に頭を働かせ行動し続けていると、いつか心も体もパンクします。
目的のない時間を過ごすことで、自分自身と向き合うことも出来ますし、なにより気持ちに余裕がうまれます。
そうすることで、子供に対しても余裕の心を持って接することができ、結果として些細なことでもイライラすることが減るでしょう。
例えば・・・
アイデア
・土日どちらかは何も予定を入れない
・夫婦でそれぞれ自分の時間を設ける
・子供を預けて、一人の時間を楽しむ など
何もしない時間を作るためには、夫婦お互いの協力が必要ですのでサポートしながら上手く息抜きをしましょう。
行動に変化をつける
育児は、起きてから寝るまで毎日同じことの繰り返しですよね?
起きて、子供の朝ご飯や身支度から始まり、夜寝るまで行動がワンパターン化されていませんか?
そこで、いつもと違う習慣や行動を取り入れてみましょう。
そうすることで、違う景色を見ることで新たな発見などあるかもしれません。
例えば・・・
アイデア
・いつもと違う道を歩く
・行きつけのお店を変えてみる
・移動手段を変えてみる など
私たちはロボットではありませんので、毎日同じ行動、同じ景色を見ていると疲れてきます。
そこで日常生活に少しの変化をつけることで、気分転換が出来て、イライラなどが軽減できるかもしれません。
イライラした時の対処法
子供が産まれた日のことから思い出してみる
我が子が産まれた日のことを思い出してみましょう。
きっと「可愛くてずっと見ていても飽きない」そのような感情ではありませんでしたか?
あなたの家庭に幸せな気持ちを運んでくれた赤ちゃん。
その後、スクスク育ち大きくなった姿が、今目の前にいる我が子ですよ。
産まれた当時の感情を今の我が子に姿重ねてみると、今の姿に赤ちゃんだった頃の面影が重なってみえませんか?
あなたがここまで頑張り、たくさんの苦労を乗り越えて子育てをやったおかげで、今の我が子の姿があります。
もし、「子育てがつらい」、「子供と向き合うことがしんどい」と思ったときは、我が子が産まれた幸せだった瞬間を思い出してみましょう。
そうすることで、心に幸せな気持ちがあふれてくると思います。
物事すべてに意味があると考える
「今日は何しても上手くいかなくて、イライラしてばかり」など思う日もありますよね?
しかし、本当にそうでしょうか?考え方を変えてみましょう。
「一見、自分にとって不幸に思う出来事でも、本当は必要なことなんだ」とこのような思考回路を持てば、気持ちが楽になると思います。
物事において無駄なことはありません。何かしらの意味を持ちます。
例えば、寝坊して電車に乗り遅れても、「この次の電車を待っている時間で落ち着くことが必要なんだ」など、マイナスなことでもプラスに捉えるようにするとイライラも軽減できるでしょう。
もちろん子供の行動に対してもそうです。
子供に対して突発的にイライラするのではなく一旦冷静になり、子供がなぜそのような行動をしているのかを考えてあげましょう。
何か発見があるかもしれません。
笑った回数を思い出してみる
あなたは今日何回笑いましたか?数えれるほどですか?それとも数えきれないぐらい笑いましたか?
「今日何回笑ったかな」と考えることで"自分に意識を向ける"ことができます。
「毎日が楽しくない、つまらないことばかり起こる」と嘆く人は、自分の意識が何に向いているか考えてみましょう。
"楽しくない"ことや"つまらない"ことに意識が向いていませんか?
「イライラしたくない」「子供を叱りたくない」と思っているのも、裏を返すと"イライラや叱ること"を強く意識しているから、"したくない"と思ってしまっているのです。
そのため、楽しいことや自分自身に意識を向けてみましょう。
ちなみに、"笑う"という行為は、体にメリットが多いといわれています。
笑うことのメリット
脳の動きが活性化する
血流が良くなる
自律神経のバランスが整う
幸福感が高まる
痛みを軽減できる
筋力がアップする など
ぜひ、毎日笑うことを意識して生活してみましょう。
騙されたと思って笑ってみたり、お笑い番組など鑑賞するのもいいでしょう。
泣いてみる
あなたは、「泣いてスッキリした」といった経験はないでしょうか?
涙を流すことで脳がリラックスし、ストレス発散になります。
泣くことにネガティブなイメージを持っていらっしゃるかもしれませんが、"泣く"という行為は心身ともにメリットがあります。
泣くことのメリット
ストレス緩和
安眠効果
痛みの軽減
自分の気持ちを解放できる など
子育てにおいて、感情を抑えないといけない場面や夫婦間で自分の気持ちを表現出来なくてストレスを抱えている人も多いのが現状です。
映画やドラマなどを鑑賞して涙を流してリラックスしてみてはいかがでしょうか?
他人に話してみる
家族や友人、パートナーなど親しい人と話すと心が落ち着いたといった経験がある人は多いではないんでしょうか?
今の悩みなどを他人に話すことで、アドバイスをくれたり、言葉に出すことで自分の気持ちの整理がついたりします。7
一人で抱え込まずに、今不満に思っていることや、なぜイライラしたのかを打ち明けましょう。
親しい関係の人と手を当ててみる
お腹が痛い時に手で腹部をなでたり、不安や緊張を感じる時に手で頬に触れて気持ちを落ち着かせた経験はありませんか?
何気なく体のどこかに手を当てたり、あるいは信頼関係のある人に手で触れたりすることで気持ちが落ち着く理由の1つとしては、「幸せホルモン」とも呼ばれる"オキシトシン"の存在です。
オキシトシンとは、人の脳で合成されて分泌される物質です。主にホルモンや神経伝達物質としての働きがあります。
脳から分泌されるオキシトシンの量は、親しい人と触れ合うなどのスキンシップによって増大することが様々な研究で報告されています。
オキシトシン分泌促進のコツ
・お互いに触れ合うことが快適だと思える相手とスキンシップを図る
・自分自身がリラックスした状態で触れる
・ゆっくりとしたスピードで5~10分触れ続ける
いかかでしたか?子育てにおいてイライラすることは、どうしても起こりうることだと思います。
本記事を参考にしていただき、"イライラしないためにはどうすれば良いか"、"イライラしてしまったらどう対処すれば良いか"が参考になれば幸いです。
イライラ以外にもたくさんの不調を訴える可能性があるのが子育てです。
また、叱り方、褒め方にについては、詳しくこちらの記事で解説していますので、良かった参考にしてみてください。
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