子育て

【褒め方で悩んでいる親必見!】子供を褒めるメリットと褒め方の具体例5選

親の皆様。我が子を褒めていますか?褒めたいけど何て声かけをすればいいか分からない。どうしても他の子供と比較してしまい、焦りやイライラから褒めてあげることが出来ずに悩んでいる方も多いと思います。

本記事は、子供を褒めるメリットや褒め方の悪い例、良い例をもとに具体例を5つ紹介しております。ぜひ褒め方に悩まれている方は参考にしてください。

しかし、育児方法はご家庭にとって様々です。子供にとってどれが正解とは分かりませんので参考程度にしていただければ幸いです。

子供を褒めるメリット

メリット

子育てにおいて褒めることは大変重要です。なぜなら、子供にとって親から褒められると気分も良く、子供の自信にも繋がります。しかし、もちろん時には叱ることも重要です。

また、一見褒めることがあまりない子供でも、見方を変えると意外と褒められるところ、良いところが発見できたりもします。

「いいところをしたら褒めよう」「頑張ったら褒めよう」ではなく、今の子供の潜在的な良いことろ、頑張っているところを見つけていく。この考え方が重要です。物事が起こってから褒めるのではなく、今の我が子を褒めてあげましょう。

 

では子供を褒めるメリットはどのようなものがあるのでしょう?

 

褒めるメリット

・子供の自己肯定感が高まる

・自信がつき、意欲的な行動をするようになる

・自主性が高まる

・親子の信頼関係が深まる

 

他にもたくさんありますが、代表的なものを記載しました。この中でも「自己肯定感が高まる」ことは子育てにおいて重要です。

自己肯定感という言葉は聞いたことありますでしょうか?自己肯定感とは、「自分は大切な人間だ」「自分は必要な人間だ」という気持ちのことを指します

例えば、「自分なんか生きている価値がない」としか思えない子供が、前向きに人生を送ることは出来るでしょうか?なかなか難しいと思います。

そのため、自己肯定感を上げるためにも子供に共感して褒めてあげることが大切になります。その結果、「自分は必要な人間なんだ」と思うことができ、何事にも意欲的に行動ができます。

ここまでで読んで「褒めるメリットは分かったけど、どうやって褒めていいか分からない」と悩んでいる親も多いと思います。

実は、叱るよりも褒めることの方が難しいと感じてる親が多いのが現状です。確かに声掛け1つにしても難しいですよね。

 

では、どのようにして褒めてあげればいいのか?具体例を5つ紹介します。

 

【褒め方その1】出来たところに注目する

注目

親は、どうしても子供が出来ていないこと、苦手なことに目が行きがちです。そして、その出来ていないことを注意してしまいます。

それは、教育としては間違っていないかもしれませんが、子供の気持ちとしては、否定や注意ばがりだと悲しい気持ちになってしまいます

そのためまずは、出来ていない部分を注意するのではなく、出来ていることに注目しそこを褒めてあげましょう。褒められると嬉しい気持ちになりますし、褒められて嫌な人はいないはずです。

この出来ている部分に注目することは子供に対してだけではなく、夫婦間などでも使えます。

 

それでは、親子間と夫婦間のそれぞれ悪い例と良い例を見ていきましょう。

 

パターン1(親子)

※学校のテストで60点取った場面

 

×悪い例

 

え?どうして60点なの?しっかり復習しないとまたひどい点数とるよ。何でこんな簡単なことも分からないの?

 

一生懸命やったのに。また怒られるの嫌だな。

 

 

〇良い例

 

ママ
60点か。あれ、この前出来なかった計算が出来るようになったんだね。この問題も難しそうなのによく正解したね。いっぱい○が貰えて良かったね。

 

たくさん褒めて貰えた。次はもっと頑張る。

 

 

また、子供だけではなく夫婦間にもこの具体例は使えます。

 

パターン2(夫婦)

※夫が仕事から帰宅した場面

 

×悪い例

部屋の掃除したの?ちょっと汚いな。

 

ご飯の味付け変だな。

 

何だと!悔しいし悲しい。

 

〇良い例

(部屋の掃除が出来ていないことは言わずに)いつも子供の面倒見てくれてありがとう。

 

毎日ご飯の用意ありがとう。おかげで仕事が頑張れているよ。

 

これからも夫のために頑張ろう!
ママ

 

 

比較してみていかがでしたか?

悪い例は否定的なことが中心ですが、良い例は現状出来ていることを見つけて、それを褒めています

その結果、言われた側はもっと頑張ろうと次の行動も意欲的になります。ぜひ出来ていることに注目して声かけし褒めてあげましょう。

 

 

【褒め方その2】やった時は、すかさず褒める

ほめる

子供褒める時に意識したいことは、"やった時にすかさず褒める"ことです。子供は、片付けなどやってくれるとやらない時があると思います。そして、親はやっていない時に目が行きがちです。

 

それでは悪い例と良い例を見ていきましょう。

 

※宿題に対する親子の会話の場面

 

×悪い例

 

宿題したの?

 

まだしてない。後でやるから。

 

遊んでばかりじゃないで早くやりなさい。

 

後でやるから(うるさいな・・・)

 

 

※別の日

 

さて今日はお母さんに言われる前に宿題やろうかな。

 

(おっ!今日は宿題やってるな。よしよし(心の声) )
ママ

※何も言わない。

 

 

〇良い例

 

さて、今から宿題やろう。

 

自分から宿題始めるなんて凄いね。
ママ

 

別にそんなことないよ。(照れ)

 

 

比較してみていかかでしたか?親にとって子供が宿題をやる行動は当たり前です。そのため、子供が自ら宿題をしていたとしても何も言わない親が多いです。

 

しかし、そうしてしまうとやっていない時だけ言われてしまうため、常に注意されている気持ちになります。そのため、やらない時は極力言わないで、やった時に最大限に褒めてあげましょう

 

ママ
今日はお片付けできたね。
ママ
〇〇ちゃん(きょうだい)と仲良くしてくれてありがとう。

 

など些細なことでも見つけて褒めてあげましょう。

 

 

【褒め方その3】子供に対する要求水準を下げる

低下

親は子供に対してついつい期待してしまうものです。「もう小学生なんだから〇〇ぐらいできるでしょう。どうしてこんなことも出来ないの?」など。

その親の期待に応えたいと思い頑張る子も居ると思いますが、期待が大きすぎると期待と実力とのギャップが生まれ苦しみます。

そのようなことにならないために、あらかじめ要求水準を下げることも1つの手です。

 

それでは悪い例と良い例をみていきましょう。

 

×悪い例

※ご飯中にウロウロしている場面

 

もう小学生なのに、ご飯の時ぐらい座っていなさい。

 

は~い

 

※歯磨きをする場面

 

え~。歯磨きしたくな~い。

 

え~じゃないの。言われなくても自分で磨けるようになりなさい。

 

 

〇良い例

 

※ご飯中にウロウロしている場面

 

ママ
ご飯中は座って食べようね。(まぁ、子供ってこんなもんよね)

 

※歯磨きをする場面

 

ママ
は~い。お口をあ~んってしてね。(まだ子供だから磨いてあげよう)

 

 

比較してみていかかでしたか?要求水準を下げることで"出来て当たり前"から"出来なくて当たり前"に気持ちの変換をすることが出来ます。

そうすることで、親にとっても気持ちが楽になりイライラもしなくなります。

 

 

【褒め方その4】他人と比較するよりも以前の我が子と比較する

比較

 

親はついつい子供を他人と比較してしまいます。

 

例えば・・・

あの子は、頭も良くて挨拶も出来てお利口さんね。

あの子に出来て、どうしてうちの子は出来ないだろう。
 など。

 

 

しかし、それを他人と比較して子供に伝えるとどのような気持ちになるでしょうか。

 

私じゃなくてもいいのかな
私なんかいらない子なのかな

 

もしかしたら負けん気が強い子で、「よし!あの子に負けないように頑張るぞ!」とかえってやる気になる子もいるかもしれません。

しかし、基本的にはマイナスな気持ちになることが多いと思います。そのため、比較するなら他人よりも以前の我が子と比較してあげましょう

 

それでは悪い例と良い例をみていきましょう。

 

 

×悪い例

 

お隣の〇〇ちゃんは、自分でお片付けしているみたいよ。

 

うるさいな~、どうせ私はダメだよ。

 

 

〇良い例

 

私が片付けするよ。

 

ありがとう。最近よくお手伝いしてくれるね。いつの間にかお姉ちゃんになったね。
ママ

 

まぁ~ね。

 

比較してみていかかでしたか?子供ですから、少しずつ成長していきます。もちろん個人差はあります。

1年前に出来なかったことが、少しずつ出来るようになったら、その成長を褒めてあげて、比較対象を"他人"から"過去の我が子"に変更しましょう。

 

 

【褒め方その5】最高の誉め言葉"ありがとう"

ありがとう

最も簡単で最も有効的な言葉は"ありがとう"です。"ありがとう"はお礼の言葉と同時に誉め言葉でもあります。

ありがとうと言われると嬉しい気持ちや人の役に立てた喜びなど、自分の存在に意味があったと認識できます。これが自己肯定感を高めることにも繋がります。

子供に対して些細なことでも"ありがとう"と伝えてあげましょう。

 

それでは悪い例と良い例をみていきましょう。

 

※食事の準備の場面

 

×悪い例

机拭いたよ

 

うん
ママ

 

お箸並べておいたよ

 

あっそう
ママ

 

〇良い例

 

机拭いたよ

 

ありがとう
ママ

 

ママ
ちょっとそこの〇〇取ってくれる?

 

はい。どうぞ

 

ママ
ありがとう

 

比較してみていかかでしたか?大袈裟かもしれませんが、比較してみると明らかに違いますよね。ありがとうと言われると自分自身の存在意義を確認でき、他人にも大切にできるようになります。ぜひ些細なことでも"ありがとう"と伝えてあげましょう。

 

以上子供の褒め方について記載しました。"叱る"よりも難しいのが"褒める"ことです。

 

褒めることはいいことだけど、どのようにして褒めてあげればいいのか分からない」そのような悩みをお持ちの親のみなさん。ぜひ、上記の具体例を参考に実践してみてください。

 

叱り方についてはこちらの記事で解説しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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1児のパパ。妻、娘、愛犬と暮らし。子育て心理アドバイザー講座受講中。子育てについて勉強、発信しています。良かったらご参考にしてください。

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